夫婦やカップルがお金のことで喧嘩をするというのはよくあることです。
ただし、それが続けば、夫婦やカップルの関係は確実に悪くなっていってしまいます。
そこで今回は、カップルがお金のことで喧嘩をすることを減らしていくための方法について主に解説していきます。
本日は、
- 夫婦がお金のことで喧嘩をするタイミング
- お金のせいで喧嘩をするのを防ぐために、お互いにどのような取り組みや、工夫、話し合いをしたらよいのか
という点について、解説していきます。
執筆者紹介
夫婦ブロガーいちゆき
夫婦の円満な関係や資産管理について、解説しています
今までお金のことでたくさん喧嘩をしてきて、たくさん解決してきました
夫婦がお金のことで喧嘩をするタイミング①収入
収入による金銭面の不安や喧嘩は最も多く、また解決が難しいのが特徴。
夫婦で収入に関して、喧嘩になる理由
当たり前のことながら、生きていく上ではたくさんのお金がかかります。
食費、交通費、光熱費、家賃など避けられないものが多いですね。
一方で、収入もよっぽどハイスペックな人でない限り、大きく変わることはありません。
夫婦で喧嘩をするとき、収入に対して支出が多いこと、減らせないことについて喧嘩になることが多いです。
具体的には
こんなにお金がかかるのにこの収入じゃ生活できないよ!
そんなこと言われたってどうしようもないじゃないか!
そっちが収入増やせばいいじゃないか!
といった感じですね。
冷静に見れば、しょうもないのですが、実際に預金残高が減っていったり、予期せぬ臨時出費があったりすると、ストレスや不安からもめごとになりやすいものです。
お互い頑張って働いているのに、その額が少ないと責めすぎると離婚につながることもあります。
夫婦が収入についての喧嘩で仲直りするには、収入を増やすか、支出を減らすか
実際に金銭面での不安が生じているのであれば、話し合いをするだけではなく、実際に解決策を考えていく必要がありますね。
話し合いをする際に大切なのが
- 夫と妻それぞれが、必死に働いて得た収入額だということを自覚し、尊重すること
- 相手に責任を押し付けないこと
が重要です。
「あなたがもっと働いて」「あなたの収入がもっと増えれば解決するじゃないか」と押し付けるのではなく、二人でできる解決策を考えていけるといいでしょう。
具体的な解決策としてできるのが、収入を増やすという点でいうと
- 年収を増やすために転職する
- 新たな収入先を増やすために副業をする
- 資産運用でお金を増やす
の3つがあります。
今の職場がブラックだったり、労働に見合わないと感じていたりするのであれば、転職がおすすめですね。
副業は今の仕事は続けたいが、収入を増やしたいという人に向いています。
最近は、資産運用をしっかり行う堅実な夫婦が増えてきましたから、投資を行うというのも1つの選択肢ですね。
いずれにしても、二人の関係性が保てる範囲で収入源を変える、増やすことが大切です。
僕は、本業を変えることで収入を増やしました。
投資などの資産運用は二人で話し合いながら行っています!
また、支出を減らすという点でいうと
- 日々の生活にかかっている生活費を洗い出して見直すこと
- 家賃などの固定費を下げること
- 会社の福利厚生を利用し、固定費を減らすこと
などの解決策があります。
生活費に関しては、アプリや家計簿を使って、自分たちがどのくらいお金を使っているのか、どのようなことに多くのお金を使っているのかという点について検討することが大切です。
また、家賃に関しては、どうしても毎月かかってくるものですから、削減できると大きな支出減になります。
具体的に、家賃を2万ほど安くできれば年間で24万の節約になりますね。
家賃は、給料手取り×0.3が相場といわれていますから、最低でもそれ以下に抑えましょう。
私たちは固定費削減のために、給料手取り×0.15に抑えています♪
電気代などは、節約ができますが、家賃ほどの大きな節約にならないことが多いのが現状です。
また、家賃は、家賃補助のある会社にいれば、支出を減らすことにつながります。
会社に家賃補助制度がないか確かめてみましょう。
転職を検討している方はそのあたりも確認できるといいですね。
夫婦がお金のことで喧嘩をするタイミング②お金の使い方、使い道
同棲したての夫婦に多いのが、お金の使い道の喧嘩ですね。
お金の使い道で喧嘩になる理由
お金の使い道について喧嘩になるのは本当につらいですよね。
お金をたくさん使ってしまう方は、「どうして使うことを理解してくれないの?」と思いますし、お金を使わないほうは「どうしてそんなことにお金を使うの?理解できない」と思ってしまいますね。
お金の使い道で喧嘩になる理由は
- お互いのお金をかけるところが理解できない
- 使う額が納得できない
- 相手との生活費にも影響する額を使っている
というものがあります。
男性女性ともに、お金のかかる趣味や買い物は相手からの理解を得づらい傾向にあります。
男性だと
- ゴルフ
- 車
- バイク
- 釣り
- 時計
などは女性からの理解を得づらいでしょう。
女性の場合は
- コスメ
- ブランドバック
- ブランド服
- サプリメント
などは男性からの理解を得づらい傾向にあります。
自分がお金を使わない場所だとより理解が得づらいですね。
また、趣味にお金を使うこと自体は否定しないけど、額が大きすぎる、家計に影響しているという場合は、喧嘩の原因になることが多いです。
お金の使い道についての喧嘩の仲直り方法
上でお金の使い道や使い方に関して喧嘩になる理由を解説しました。
具体的にこれらが理由の喧嘩を減らすためには、
- お互いのお金をかけたいものを開示し、理解を得る
- 趣味などに使う額を決める
- 共通の趣味にお金を使うようにする
という解決策があります。
まず、お金のかけたいものを伝え、理解を得ることが重要です。
お金をかけていることを隠してもいつかばれてしまうもの。
むしろ隠していたことが原因で大きな喧嘩になってしまったというパターンもあります。
ですから、必ずお金を使いたい理由や、使っている場所についてパートナーに伝え、少しでも納得してもらいましょう。
パートナーも、相手の好きなことをできる限り尊重する姿勢を持つといいでしょう。
また、使う額についても、夫婦の家計などと照らし合わせながら、何円が妥当な額なのかということを話し合えるとよいでしょう。
また、私たちカップルは、それぞれの趣味にお金を使うのではなく、共通の趣味にお金を使うようにしたことで喧嘩の仲直りをスムーズにできるようになり、喧嘩を減らすこともできました。
二人それぞれが趣味にお金をつぎ込むよりも額を抑えることもできます!
二人でいる時間も長いから、二人でできることにお金が使えるのはうれしいし楽しいです!
夫婦がお金のことで喧嘩をするタイミング③貯金の仕方
結婚して同棲する前でそれぞれ別々の人生を送り、別々の貯金の方法をとってきたわけですから、衝突が起こりやすいでしょう。
貯金への意識によって喧嘩になる
どれくらい貯金をしたいというところがはっきりさせられていないと、どうして貯金できないの?という喧嘩になります。
共働きであればなおさら、
私は給料からこんなに貯金しているのに、どうしてあなたはできないの?
などといった喧嘩になりやすいですね。
どちらかだけが貯金をしているとなると、どちらかが趣味で散在しているのに、どちらかだけが堅実に貯金をしているという状況が生まれかねず、フラストレーションが生まれます。
貯金に対する価値観の違いによる喧嘩の仲直り方法
貯金についての価値観の違いの喧嘩を減らすためには、
- お互いの支出を洗い出す
- 先取り貯金をする
- 貯金の目標額を決める
- 目標を決めて貯金をする
という対策をとることができます。
まず。お互いの支出を洗い出すことに関してですが、月々の生活費の支払い額などに違いがあれば、貯金の難易度が変わるかもしれません。
実際私たち夫婦も、家賃や電気代を夫が払っている関係で、月々の生活費の支出が夫の方が多くなっています。
そのため、支払いに偏りがないかを確かめたうえで、貯金額が妥当なのかを検討する必要があります。
また、どうしても貯金をするのが苦手という人は給料が入ったら使う前に先取り貯金をしてしまうというのもありでしょう。
方法はいろいろあります。
すぐにおろす必要がなければつみたてNISA口座や定期預金口座、すぐにおろせるようにしておきたい場合には、夫婦共同口座などの選択肢があります。
また、貯金の目標額を決めることで、貯金を頑張らなければという意欲がわき主体的に節約や貯金ができるようになります。
「○○を二人で買おう、そのために貯金を頑張ろう」など購入品などの目標を立てることもモチベーションにつながります。
ふたりで共通の目標に向かって努力をするという過程を通して、喧嘩自体が減らせるでしょう。
夫婦がお金のことで喧嘩をするタイミング④将来のライフプランの違い
お金の使い方によって喧嘩が起こりやすいと前述しましたが、その裏にあるのは何でしょうか。
お金の使い方に関する喧嘩の根底にはライフプランの違いがあることも
金銭感覚が合わないなと思ったとき、根底には、将来のライフプランがずれているという問題が隠れている可能性があります。
- 子供について
- 老後について
- キャリアについて
など、将来の支出や収入の増減などについて、話し合いができていないと、「どうして将来のことを考えずにお金をつかうんだろう」などといった不満が生まれやすくなります。
ライフプランについて話し合うことで仲直りしよう
カップルだと必要ないかもしれませんが、夫婦ならライフプランを話し合うことで資産形成の目標が必ず立てやすくなります。
目標やプランをすり合わせることで、同じ方向を向いて、お金について考えられるようになります。
具体的に以下のようなポイントについて考えてみましょう
- これからどこで生活したいか
- どのくらい旅行に行きたいか
- 持ち家がほしいか
- 結婚式はしたいか、どれくらいの規模でやりたいか
- 子供は欲しいか、何人ほしいか
- 子供はどのような学校に入れたいか
- 老後はどこでどのように過ごしたいか
- 老後までに何万貯めたいなどの目標はあるか
などです。
夫婦の状況やライフステージによって考えるべきことは若干異なりますが、この辺りを考えておくと、お金を貯めるイメージが付きやすいでしょう。
また、目標が明確になると仲直りができます。
そして、お互いにお金の使い方を気を付けられるようになり、けんかが減ります。
夫婦がお金のことで喧嘩をするタイミング⑤リスクのある投資
あまり可能性は高くないかもしれませんが、どちらかがリスクの高い投資をしていてそれを理解できないという可能性が考えられます。
仮想通貨とかFXって危なくないの?
個別株投資ってリスクがあるんじゃないの?
などといった疑問や不安が、慎重派からは生じやすいです。
本当にリスクだらけの詐欺まがいの投資などもありますから、慎重派の人の意見もわかりますが、実際に投資を長く続けている人からすれば、リスクを多少取らなければ利益は生まれないのに、、、と思ってしまうこともあるでしょう。
このようなことから、「どうして無駄遣いをするの?」「どうして投資に理解がないんだ」などの喧嘩が生じてしまう可能性があります。
リスクのある投資に対する理解を得るには説明と金額設定が重要
まずは、相手に理解してもらうために、丁寧に説明することが大切です。
今までの運用実績や、やっている人の体験談などを伝え理解を得ましょう。
相手が疑問に思っていることがあれば伝えてもらい、その疑問も解消しておきましょう。
また、十分に理解してもらえなかった時には、金額を決めて行うということも重要です。
もし投資に失敗したとしても借金にならない額や方法を選んでいることを伝えることでパートナーの不安を払しょくできるでしょう。
お互いを尊重し合いながら、二人で仲良く資産形成を目指しましょう
今回は、夫婦がお金のことで喧嘩する際の理由と解決策についてお話してきました。
収入や趣味など変えにくいものもありますし、お金の使い方や貯金の仕方など、工夫次第で明日から変えられるというものもたくさんあります。
夫婦でお互いを尊重しながら話し合いを行い、十分納得したうえで解決策を決めることで喧嘩は必ず減らすことができます。
今回解説したポイントをぜひ実践してみてくださいね。