肘部管症候群の手術(神経移行術)体験レポ【手術後の行動制限についても紹介】

肘部管症候群(テニス肘)の手術がどんな感じなのか知りたい
テニス肘の手術後の生活がどれぐらい不自由になるのか知りたい

本日はこのような疑問に答えていきます

私は病院でテニス肘の手術を行いました

私自身手術前は手術で本当に直るのかまた手術後はどれぐらい体が不自由になるのか凄く心配をしていました

自分で調べてもそのような記事が見当たらなかったので、今回は同じ境遇の人に向けて不安が解消できるようニ記事を書きます

術前の生活上の困難やそれに対する解決策については別の記事にまとめているのでそちらをご覧ください!

目次

肘部管症候群(テニス肘)の手術の術前術後レポート

今回私は、尺骨神経の前方移行術という手術を受けました。

尺骨神経は、手の小指側の神経で、肘をぶつけるとビーンとしびれる神経です。

ここから肘部管症候群の手術について実際に説明していきます。

 

わたしが今回受けた術式に関して(尺骨神経前方移行術)

私は今回受けたのは肘部管症候群の尺骨神経麻痺に対する神経移行術と言うものです

神経移行術とは障害されている神経を安全な場所に移す手術のことです

私は事前に筋電図と言う検査を行って神経がどれぐらい損傷しているかと言うのを調べていました。

その結果から手術の適応になるということと、痛みが始まって半年が経過していたことから今回は手術をすると言うことに決めました

肘部管症候群の手術をすることのメリットとデメリット

手術前に、手術をすることのメリット、デメリットについての説明を受けました。

医師からの説明では、手術をすることで得られるメリットが、疼痛やしびれ、筋力低下の改善といわれました。

私は、肘の痛みに加え、重いものを持った時にしびれるような痛みがありました。

また、握力も12程度と下がっていました。

手術によってそれが徐々に回復してくると説明を受けました。

肘部管症候群の手術をするデメリットとしては、手術の跡が残ること、手術の際に多少の出血があること、感染の可能性があることという説明を受けました。

肘の内側に10センチ程度の手術の傷が残ると説明がありました。

実際の傷について術後の話のところで解説しているのでそちらをご覧ください。

手術で出血すること、感染の可能性があることも説明を受けましたが、腕のみの手術であるため、可能性は少ないと説明を受けました。

また、デメリットとは少しずれていますが、すでに神経の損傷が激しいと手術をしても治らない可能性があるということの説明を受けました。

これを聞いて「お金を払うのに、治らない可能性があるのか、、、」と少し迷いましたが、手術をしなければ悪化もしくは現状維持だということははっきりしていました。

そのため、私は手術をすることに決めました

肘部管症候群の手術は日帰りでできるのか

手術の説明を聞いているとき、医師から、手術は入院で行うと言う説明がありました。

全身麻酔で行うときには、基本的には2泊3日の入院の提案となるそうです。

全身麻酔の前と後に宿泊が必要になるそうなので。

ですが今回私は医療費をあまりかけたくなかったので、医師に日帰りの手術ができるかを聞きました。

すると、「若いし、わきから下の部分麻酔にすれば、日帰りで帰れますよ」と説明されました。

ほかに併発している病気がないことや、年齢なども条件にはなりますが、倍くらい値段が違うそうなので、日帰りにしてよかったです。

手術当日の朝について

事前に病院で看護師さんに、

  • 朝ごはんは食べない
  • 水も最低限
  • 化粧・マニキュア・口紅・ネックレスはつけない

と言われていたので、これを守りました。

低血糖になりがちなので、朝は少し不安でしたが、電車やバスで座れたので無事病院に到着。

化粧は、病院に着いてから落とすか迷いましたが、「どうせ誰にも会わんやろ」と思ってすっぴんで行きました。

病院に着いてからは、部分麻酔だったので、自分で手術着に着替えて手術室まで歩いていきました。

肘部管症候群の手術中の様子について

実際の手術は麻酔をかけたり、モニターをつけるところから始まり、実際に手術を行う所で終わりました。

脇から麻酔薬を入れる部分麻酔だったのですが、わきに注射をされるのが結構痛くて><この顔になっていました。

ですが、5分くらいしたら痛みもわからないくらいに麻酔が効いてきて、何も痛くなくなりました。

手術中は部分麻酔なので意識があるのですが、やることもなく話しかけられることもないので、うとうとしていました。

術後は部分麻酔だったのですぐに帰ることができました。

準備時間、手術時間と合わせても2、3時間位だったと思います。

全身麻酔だと、様子を見るためにこの後も1泊するそうです。

部分麻酔ですが手術しているところは自分から見えないようにカーテンをしてくれたので具合が悪くなる事はないと思います。

手術後はギブスのようなものをつけて、90度に固定していました。

まさにこんな感じ。

90度固定のせいで術後の着替えが大変で、ブラジャーのホックをつけたり、服を着せてもらったりと看護師さんに手伝ってもらいました。💦

この生活を2週間続けて、2週間後に抜糸とギブスを取ると説明を受けました。

手術日当日は鎮痛剤と抗菌薬をもらって帰りました

肘部管症候群の手術後の痛みについて

夜は痛みが強くなるのを心配していましたが、当日の夜は予想通り痛かったです。。。

鎮痛剤をもらって飲んでいましたが、それでも十分には効かず、夫に八つ当たりしていました。。

無理やり早く寝ることで痛みを感じないようにしました

傷の痛みとしては、今までの肘のしびれる痛みとは違って傷の切れている痛みがありました

10センチも切っているからそうですよね。

日常生活での切り傷の痛みの5倍と体感値で感じました。

この痛みは、抜糸した後も続きました。

痛みは切り傷程度に弱まってきました。

1か月ほど経過すると、痛みは手を伸ばした時などにのみ出るようになりました。

 

肘部管症候群の手術後の行動制限

ギブスと三角巾で生活をしなければならなかったためできないことが非常に多かったです。

手術前に痛みが強くて動かせなかった私は大きくは変わらないなという気持ちでした。

行動で特に困ったのが、顔を触るとき、ドライヤーをするとき、服を着るとき、お風呂に入るときでした。

90度の固定をしていると、基本的に顔に手が届きません。

顔を触れないと、洗顔や化粧を基本的に片手でやることになります。

片手で泡立てをしたり、ミスト式の化粧水やクレンジングシートなどをうまく使うと楽になりました。

ドライヤーをするときも基本的に両手を使えないので、どこかにドライヤーをぶら下げたり、同居している家族に手伝ったもらったりするといいと思います

私は、術前もドライヤーが痛かったので、下のドライヤーアームを使っていました。

壁や縁にくっつけるだけで片手で楽々髪が乾かせました。

服を着るときは、私が困った場面は、

  • 下着をつけるとき
  • 袖を通すとき
  • 長袖を着るとき

でした。

下着は、特にブラジャーをつけるのが大変でした。

ブラジャーは、両手を使えないので、家族に付けてもらったり、ブラトップを着たりしていました。

袖はけがをしている腕から服を着て、けがをしている腕を最後に脱ぐといいと看護師さんが教えてくれました。

袖口の広い服や、前開きの服を着ていくと、自分でも着替えができると思います。

長袖は大きめのもの、ギブスが入るものだったら着れます。

 

手術後の傷について

手術後の傷はギブス固定をしていたため、2週間は見ることはできませんでした。

傷の長さを図りましたが、8㎝程でした。

体の大きさによって傷は個人差があるようです。

傷の様子は、今後更新していきますが、いったん1か月現在の様子を載せておきます。

青い線は、手術のときの油性ペンです。

手術後の定期的な通院

手術後は、1週間おきに3回ほど通院して、傷が化膿していないかを確かめました。

それ以降は、2か月後に、肘が伸びるようになったかを確認しました。

90度に肘を固定していたので、しばらくはひじが固くなっています。

自分でストレッチを重ねて、少しずつ伸びるようにしました。

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

当ブログを運営する年の差夫婦。
犬と3人暮らし。
夫婦のコミュニケーション術、夫婦の旅行、仕事の情報などについて幅広く情報発信中。

目次
閉じる