インドでどんな野菜が手に入るのか、どんな場所で手に入るのかが分からず、渡航前に悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
本日は実際にインドで生活をしていた筆者が、
- どんな場所で野菜を手に入れるのか
- どんな野菜や果物が安いのか
- 日本から持っていくと良い、インドの野菜に合う食材
- 簡単日本食レシピ
について紹介していきます。
ぜひ最後までご覧ください
筆者プロフィール
2024~2025年インドグルガオンで生活。
現地では現地の民芸品や食材などの調達を楽しむ。
インドで手に入る野菜と果物と購入方法について -駐在中の経験も紹介-
まず、インドの野菜は安全なの?
インドの環境について不安がある方もいるかもしれません。
「生野菜は食べて大丈夫なのか」「インドで売っている野菜は安全なのか」
そう思われる方もいるかもしれません。
結論から申し上げますと、安全に関する考え方は人それぞれです。
気にせず生野菜を食べる人も多いですが、オーガニック野菜などを手に入れている人もいます。
私は一度も野菜や果物で体調を崩したことはないので現地のマーケットで買った食材を生でも食べていました。
半分以上の人はよく洗って普通に食べている印象です。
とはいえ、不安な人もいると思うので、次に安全に野菜が買える場所も紹介します。
野菜を手に入れる場所
オーガニック野菜が買える場所
私はデリーのグルガオンに住んでいたので、そこで使っていた2つのスーパーを紹介します。
どちらも日本人経営なので、日本人に人気です。
オーガニック野菜を取り扱っている分少し高いですが、インドのスーパーでは手に入らない野菜や、そのまま食べられるサラダパック、日本の調味料なども売っています。
①トマトプロジェクト
日本人御用達のモール、サウスポイントモールの中に入っている日系の八百屋さんです。
また、オンラインでの注文も可能です。
私は期間限定で売っていた自然薯を購入し、とろろご飯を楽しんだこともあります!
Facebookのページで最新情報の入荷情報を手に入れることができます。
②HASORA
こちらも日本人が経営している野菜中心のスーパーです。
カフェが併設されていて、野菜を使ったカフェや飲み物も手に入ります。
紅茶やお土産品、冷凍のお惣菜なども売っていて、忙しい人にもぴったりです。
レモネードの素が売っており、ジュースの種類が少ないインド(基本はコーラとスプライトしかない)ではありがたかったです。(笑)
通常の野菜を手に入れる方法
ここからは無農薬にこだわらない方に安く野菜を手に入れる方法を紹介します。
日本と比べると拍子抜けするくらいの安さです。
①現地の八百屋
こちらは先ほど紹介したHASORAと同じマーケットの中に入っている八百屋さんです。
キロ単位で値段が決まっており、1個から量り売りで購入ができます。
ビニール袋いっぱいに野菜を買っても200ルピー(3,400円程度)で済むことも多く、必要な分だけ手に入るのが良かったです。
一度白菜を買ったときに虫がついていたことがありましたが、、、自分で選んで買うことができるので、白菜以外で怖い思いをしたことはありませんでした。
現地のスーパーで見つけたかぶ

②アプリ
インドはデリバリーアプリが発展しているので、デリバリーアプリで野菜の購入をすることができます。
注文してから10分程度で到着するので、直前で買い忘れに気づいた時にも便利です。
ただ、ある程度の量がまとめてくるので、少ししか使わないな~という野菜(唐辛子など)には少しだけ不便です。
私はBlinkitというアプリを使っていました!
インドでよく手に入る野菜
ここではインドで手に入りやすい野菜について紹介します。
Blinkitのスクショも貼っておくので、値段のイメージが湧きやすいと思います。(2025年11月現在)
①きゅうり
インドのきゅうりは日本のものに比べると、1~2周りくらい太いです。笑
薄緑と濃い緑のきゅうりがあり、少し種が大きいのですが、私は気にせず食べていました(切り取る人もいます)
濃い緑の方が日本っぽい風味があり、薄緑の方のきゅうりも優しい味でおいしいです。
インド人は薄緑の方をよく食べるみたいです。


②キャベツ
日本よりかなり小ぶりであかちゃんの頭くらいの大きさですが、かなり安いです
線キャベツにしたり、みそ汁に入れたり、鍋に入れたりとよく使っていました!

③ピーマン
キャベツとは逆にインドのピーマンは大きく、苦みが少ないです!
味は苦くないピーマン、甘すぎないパプリカという感じです。
ピーマンが苦手なお子さんには、日本のピーマンより挑戦しやすいと思います。
炒め物にしたり、生で使ったりもしていました。

④小ねぎ
長ネギは日系スーパーでないと手に入りにくいのですが、小ねぎは手に入りやすいです。
Spring onionという名前で売られており、緑の部分と白い部分が半分くらいです。
白い部分は長ネギのような味がします。緑の部分は小葱の味です。

⑤オクラ
インドで一番驚いたのはオクラの安さだったかもしれません。
日本だと10本弱で200円くらいする印象ですが、インドでは2~30本ほどで安い時には15ルピー(30円)ほど。
日本より大きさが不揃いで、時には硬すぎるものもありますが、それを加味してもとても安いです。
この記事の後半でレシピも紹介しています。

⑥ナス
ナスも大きさに比べてとても大きくて安いです。
日本のような長いナスも売っていますが、メインは丸めのナスです。
個人的には皮が日本のものより少しだけ固く、身は柔らかく、種が少し多いです。
マーボーナスにしたり、みそ汁にしたり、焼きナスにしたりとかなり重宝しました!

⑦根菜類
人参、じゃがいも、玉ねぎなど、日本でよくカレーに使うような材料もインドカレーにも多用するためかとても安いです。
インドは紫の玉ねぎが主流です。
にんじんは小さめ。

ここからは果物編です。
⑧メロン・スイカ

一番値段の価格差が大きいと感じたのは、メロンとスイカでした!
日本では数千円するイメージですが、インドでは100~200ルピーほど。(2~400円程度)
小玉スイカくらいの大きさで、味はしっかり甘いです。
お弁当などにも便利そうです。
⑨バナナ
小ぶり目ですが、1房50ルピーほど。
朝ごはんに重宝していました。
⑩リンゴ
日本より甘味は少ないですが、しっかり安いです。
コンポートなどにしてもいいかも。
手に入りにくい野菜・高い野菜
今度は逆に手に入りにくいものを紹介します。
①もやし
手に入りますが、日本に比べると高く、ひょろひょろしています。
韓国の豆もやしに近い形で1パック120ルピーくらいしました。
時々、どうしても太いもやしが食べたくなった時は、タイやベトナムなどに行った際に現地で食べて、スーパーで買って持ち帰ってきていました。
②白菜
たまに、インドのスーパーでも見かけますが、あまり買う人がいないからか品質が悪い印象でした。
日系スーパーで購入することはでき、問題なく使用できます。
③マッシュルーム以外のきのこ類
ホワイトマッシュルームは比較的安く手に入るのですが、他の日本で食べるキノコは手に入りにくく・・・
特にえのきがとっても高かったです。
日本で売っているエノキの房の1/5くらいの小さいサイズで100ルピー(200円くらい)以上しました。
④ブルーベリー
国内製造していない果物は高いのか、輸入されている果物は高かったです。
冷凍のブルーべリーは生のものより安そうでした。
⑤大葉
どんなに探しても手に入らなかったのが、大葉・青シソでした。
風味づけに使いたいなと思う場面はたくさんあったのですが、どうしても見つからず物足りないな~という思いをしました。
私はできなかったのですが、お友達の5人くらいが自宅で大葉を育てていました。
インド野菜を使った簡単レシピ
ざっくりとしたレシピですが、インドで再現しやすい和食を紹介します。
①きゅうりとツナとわかめの和え物
材料 ★は日本から持ち込み
- きゅうり2本
- 乾燥わかめ ★
- ツナ缶 ★
- めんつゆ ★
- 塩
①きゅうりを縦に4等分にしていちょう切りにし、塩もみする
②わかめを水に戻しておく
③きゅうりとわかめの水を切り、ツナ缶と和える
④めんつゆで味を調えて完成
かつお節とツナは魚が少ないインドで、魚由来の栄養を取るための生命線で絶対持ち込んだ方が良いです。ストック推奨
②納豆オクラ
材料
- オクラ 15本ほど
- 納豆 1パック分くらい ★
- かつおぶし ★
- めんつゆ ★
①ゆでたオクラをみじん切りにする
②納豆と鰹節と和えてめんつゆで味を調える。
インドは魚が手に入りにくい&あまりおいしくないので、かつお節で代わりにタンパク質補給がおすすめです。
納豆は現地の日本食スーパーで冷凍のものが手に入りますが、割高のため乾燥納豆を日本から持ち込んでいました。
③ナスの焼きびたし
材料
- ナス2つ
- かつお節
- めんつゆ
①ナスをくし切りにしてレンジでラップをしてレンジで2,3分柔らかくなるまで温める
②めんつゆと水を1:1の割合で混ぜ、かつお節を1袋入れておく
③加熱が終わったナスを②に入れて、冷蔵庫で冷やす
④肉じゃが
材料
- じゃがいも
- にんじん
- 玉ねぎ
- 醤油 ★
- 和風だし★
- みりん★
- 酒★
レシピはこちら
⑤山形のだし風そば
材料
- きゅうり 1本
- おくら 10本
- なす 1本
- お好みで青唐辛子 1/2本
- めんつゆか醤油 ★
- かつお節
- 乾燥そば
レシピ
①ナスをみじん切りにし、塩もみする(あく抜き)
②オクラときゅうりをみじん切りにする(オクラはゆでなくてもOKだが、気になる方はゆでてから刻む)
③ナスの水気を切り、すべての野菜とかつお節を混ぜてめんつゆで味を整える
④粘り気が出るまで混ぜる
⑤ゆでたそばを水で洗い、上にだしをのせる
日本の麺が手に入りにくいので持ち込みがおすすめ。
【番外編】
時間があるときに作ったいちごあめ

インド野菜は安い!日本からの持ち込み食材と組み合わせて楽しいインド生活を!
本日はインドで野菜を手に入れる方法、野菜を手に入りやすい・入りにくい野菜、インドで手に入る野菜を使ったレシピを紹介しました。
インドは野菜が比較的安く手に入りますが、すべてが手に入るわけではないので、料理での工夫なども必要です。
調味料など、料理を楽しむためのものは日本から持参し、インドの食生活を楽しみましょう!

